日本妊娠高血圧学会|妊娠中毒症から妊娠高血圧症候群へ Japan Society for the Study of Hypertension in Pregnancy

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若手の広場

若手医師よ、きたれ!共に歩もう!

妊娠高血圧症候群に興味を持たれている若手の先生へ

幹事長 渡辺 員支

幹事長 渡辺 員支

日本妊娠高血圧学会は、当時の妊娠中毒症(現在の妊娠高血圧症候群)の研究者が一同に会し発表と議論の場を提供する目的で、昭和55年妊娠中毒症研究会として発足しました。その後、妊娠中毒症の定義・分類・疾患用語の改定に伴い、平成17年日本妊娠高血圧学会(疾患名も妊娠中毒症から現在の妊娠高血圧症候群と改変)と改称して現在に至っています。

近年、時代の流れか研修医制度の大変換によるものかこれまでとは異なる問題が次々に発生し、我が学会も大きな変革を迫られました。そして他の学会も同様かもしれませんが、若手医師の入会数減少により学会存亡の危機に立たされることにもなりました。

そこで、当時の理事長である江口勝人先生が、「学会運営にとっての最優先課題はこれからを担う若手医師の増加である」とし、そのために「すべての会員が自由に発言できるような雰囲気を醸成することが重要である。すべての会員が学会発展のために建設的な意見を述べ、これを全員で討議して運営方針を決定する民主的システム確立が急務である。」との声明を出されました。

実はそれまでの当会は、学術集会であまりに熱き討論が展開され、結果として若手が萎縮してしまい二度と参加しようという気がおきないところまで行ったこともあったように思います。 “若手をつぶす学会”との耳の痛い御意見を頂戴したこともありました。

そこで学会内の民主化を推進するとともに学術集会においても若手を育てるセミナーを企画して、今後の産科医療を担う若手の先生に「参加して良かった。また来年も是非参加したい」と思ってもらえるような学術集会となるように努力しています。実際に平成27年度9月に札幌で行われた第36回学術集会では、「若手医師が実際に受講したい、参加したいと思えるセミナーはどのようなものか」について若手幹事が徹底的に討論し、「次世代を担う医師よ集まれ!そしてみんなで育てよう!」という我々の切なる思いにぴったりの題名でセミナーが開催されました。内容もこれまでになかった若手医師参加型の全く斬新な企画となりました。結果は大盛況で、実際に参加した医師も聴衆も一体化して、熱い活発な討論の中にも心温まる、まさしく我々が求めていたものとなったのです。

若手企画「次世代を担う医師よ集まれ!そしてみんなで育てよう!」
今後学会の名物企画になるべく、次年度学術集会にむけてすでに始動中です。

一方、当学会では、妊娠高血圧症候群に関する研究を日本から広く世界に発信できるよう、平成25年に英文誌“Hypertension Research in Pregnancy”を創刊し、現在年2回発刊しています。これから英語論文に挑戦したいと考えている若い先生には論文の修正・指導も含めた援助を行っていますので、是非投稿をお待ちしています。最近は、学位取得のための論文として本誌に投稿される例も増えてきているようですよ。

日本妊娠高血圧学会は、学会発足以来の最大の目的である妊娠高血圧症候群の病態解明および治療法の確立を目的として歴史を重ねてきました。発足当時に比べれば、病態解明も治療法についても格段に進んだように思いますが、まだまだやらなければならないことは山積しています。

この目標達成のためには、あなたのような若き医師の力が絶対に必要なのです。我々は、目標に向かって共に進む若き力を求めています。
どうぞ、当学会への参加をお待ちしております。

若手医師向け企画

第39回学術集会 若手医師向けセミナー

「Hypertensive disorders of pregnancy in Asia 」

  • バングラデシュのHDPの現状:Monsur Mahina(熊本大学産婦人科)
  • 台湾のHPDの現状:塩澤 正之(順天堂大学産婦人科)
  • 中国のHDPの現状:Li Chenyan(熊本大学産婦人科)
  • ヨーロッパのHDPの現状(論文紹介):岩越 裕(熊本大学産婦人科)
  • アメリカのHDPの現状(論文紹介):下川 理沙(熊本大学産婦人科)

第38回学術集会 若手医師ミニシンポジウム(ディベート)

「Wow!分娩子癇だ~!そのときあなたはまずどうする?!!!」

  • 経腟分娩派
    中尾 真大(榊原記念病院)、小和 貴雄(大阪大学)、奥山 亜由美(昭和大学)、永昜 洋子(大阪医科大学)
  • 帝王切開派
    角田 陽平(日本医科大学)、山中 弘之(聖マリアンナ医科大学)、小畑 聡一郎(横浜市立大学)、瀧口 義弘(和歌山県立医科大学)、鮫島 浩輝(埼玉医科大学)

第37学術集会 若手医師ミニシンポジウム(ディベート)

第1部「常位胎盤早期剥離に伴うIUFD児の娩出方法」

  • 経腟がんばる派
    増子 寛子(埼玉医科大学総合医療センター)、江口 武志(岡山大学)
  • 経腟無理しない派
    重光 愛子(奈良県立医科大学)、村上 祥子(愛媛大学医科大学)、須江 英子(東京大学

第2部「妊娠高血圧症候群妊婦における妊娠継続目的でのアンチトロンビン製剤の補充」

  • 使用積極派
    赤坂珠理晃(奈良県立医科大学)、川端 公輔(北海道大学医学部)
  • 使用慎重派
    脇本 哲(大阪府立急性期・総合医療センター)、重見 大介(日本医科大学)